最近、「副業」という言葉を耳にする機会が増えたと思いませんか?近年では、働き方改革や経済状況の変化に伴い、本業とは別にできる副業が注目されています。
副業と一口でいっても在宅で行えるアンケートモニターやテレアポ業務、Webライターや労働を行う軽作業やイベントスタッフのほか、株式投資や仮想通貨といった投資系までその種類はさまざまです。
「本業としては難しいけど、ドローンを使った副業にチャレンジしたい!」と考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。以前、本校のコラムにて「ドローンの仕事一覧|資格取得でどのような仕事につけるのか」という記事をご紹介しましたが、今回はドローンを使った副業はできるのかについて説明します。
目次
1. ドローンを使った副業の種類には何がある?
2. ドローン副業を始める前に
3. ドローン副業で収入を得るには?
4. ドローン副業の注意点
5. ドローン副業の将来性
まとめ
1. ドローンを使った副業の種類には何がある?
まずはドローンを副業にするために必要な知識を知っておきましょう。
ドローンを使った副業には、大きく分けて以下のような種類があります。
- イベント、建築物、観光地などの静止画撮影カメラマン
- テレビやウェブ動画、プロモーションビデオなどの動画撮影カメラマン
- 上空からの点検・測量作業を行う作業
- 農作物の病害虫防除のための農薬散布
- ドローンスクールのインストラクター
2. ドローン副業を始める前に
ドローンを使った副業をしたいと思い立っても、すぐに開始できるわけではありません。ドローンを副業にするためには、いくつかのステップが必要になります。
次はドローンの副業を始めるための具体的なステップと注意点をご紹介します。
STEP1 資格取得
ドローンの操縦に資格は必要ありませんが、ドローンを業務で飛行させるにはドローン資格「無人航空機操縦士」があると有利な場合があります。資格取得には、国土交通省に登録された登録講習機関のドローンスクールにて課程を受けて実地試験されるパターンと、登録講習機関に通わずに受験をして合格に挑戦するパターンの2種類があります。
STEP2 機材選びと機材の用意
初心者向けからプロ向けのドローンまで、ドローンの機材は多種多様です。ドローンの機材選びは、用途や予算によって大きく変わってきます。利用目的(空撮用・農業用・競技用・水中・FPVなど)に合わせて選ぶ必要があるでしょう。
また、ドローンの価格は、メーカーや機能によって異なりますが、安いものから高価なものまで幅広くあります。初心者であれば、まずはお手頃な価格帯のドローンから始めてみると良いでしょう。
STEP3 市場調査
ドローンビジネスの市場動向についても知っておくと、副業を探す際に有利になる場合があります。
インターネット上のオープン情報で調べるほか、国や業界団体、シンクタンクなどが発表している調査報告書などからドローンビジネスの市場分析や産業・業務用途などを知ることができます。
STEP4 その他
ドローン操縦のスキルだけでなく、写真や動画編集スキルなども身につけて、さらにポートフォリオも用意できればアピールポイントが増えて有利になる可能性があります。
また、法規制の理解・遵守はもちろんのこと、万が一に備えて保険に加入しておくのも良いでしょう。
3. ドローン副業で収入を得るには?
ドローンの資格を取って機材も用意して、ドローンビジネスの勉強をしたのはいいものの、どうやって副業で収入を得ればいいの?と思うかもしれません。ドローン副業で収入を得るために、いくつかの方法がありますのでご紹介します。基本的には求人サイト、クラウドソーシングサイト、SNS、知人からの紹介などを活用して仕事を探します。
次に具体的な顧客獲得の方法をご紹介します。
①ポートフォリオの作成
顧客獲得には、ポートフォリオの作成が必須です。魅力的なポートフォリオを作成してスキルを存分にアピールしましょう。
②SNSを活用する
作成したポートフォリオをSNSに投稿することで誰かの目に留まり、仕事の依頼が来る可能性もあります。
③クラウドソーシングサイトの活用
クラウドソーシングに登録をして案件に応募したり、オファーが来たりするのを待ちます。
④ドローン関連のイベントへの参加
ドローンに関連するイベントへ積極的に参加をして、名刺交換や情報交換を行います。人脈が広がりドローンに関連する人々との交流が深まれば、仕事の依頼が来るようになるかもしれません。
4. ドローン副業の注意点
ドローンを副業にするのはとても魅力的な反面、注意しておくべき点として常に最新のドローンの法律・規制の把握に努め、操縦技術・整備など継続的に学習する必要があります。
また、ドローンを使う仕事は基本的に天候や季節、案件の有無などによって収入が変動する可能性があります。そういったケースになることも事前に想定した上で、副業での収入の安定面についても考えておきましょう。逆に副業が忙しくなったとしても、本業に支障がでない程度に無理なく取り組むことが大事です。
5. ドローン副業の将来
ドローン市場の拡大に伴い、ドローンパイロットの需要は年々増しているようです。厚生労働省の職業情報提供サイト「jobtag」によると、令和5年度の有効求人倍率は5.49でした。
職業情報提供サイト(日本版O-NET)(愛称:job tag(じょぶたぐ) 「ドローンパイロット」
ただし、ドローン市場の拡大に伴い、競合も増えてくるのも事実です。前述のとおり資格取得や魅力的なポートフォリオの作成、自らイベント等に出向きアピールをするなど差別化を図ることが重要です。
まとめ
いかがでしたでしょうか?今回は、ドローンを副業にする手順や始める際の注意点などについてご紹介しました。ドローンの仕事を副業にするためには、まず資格を取得して、機材選び、市場調査、ポートフォリオの作成といったステップを踏んでから、求人等に申し込みましょう。ドローンを副業にするためにはいくつものステップとポイントがあります。
ドローンを副業にしたい方は、まずはドローンスクールなどで専門的な知識や操作を身に着けてから副業をスタートさせてはいかがでしょうか。
ところで静岡県浜松市浜名区にはドローンの国家資格の取れるドローンスクールがあるのはご存じですか?
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