近年、空を自由に飛び回るドローンが注目されています。
しかし、ドローンは安全性を確保するため、様々なルールを守らなければなりません。
そこで登場するのが、DIPSと呼ばれる情報基盤システムです。
DIPSは、ドローン情報基盤システムの略称で、国土交通省が運営するシステムです。
簡単に言えば、空の交通整理をするためのシステムです。
DIPSを使うことで、航空法に基づく無人航空機(ドローン、ラジコン機等)の登録申請、飛行許可・承認申請、飛行計画の通報・確認などの各種手続きが一つのサイトで全て行えるようになりました。
ここでは、新しく変更されたDIPS(ドローン情報基盤システム)2.0の色々な申請に関して解説していきます。
(DIPS 2.0 HPより)
目次
1, DIPS2.0で何ができるのか?
2, ドローンの登録の方法は?
3, 飛行許可・申請の方法は?
4, ドローンの墜落など事故を起こした時の対応は?
まとめ
1, DIPS2.0で何ができるのか?
従来旧DIPSで行っていた、機体の登録・飛行許可承認申請だけでなく、旧FISS(Flight Information Share System)で行っていた飛行計画の通報や確認、及び機体認証の取得申請や新たに設けられた国家資格の技能証明の所得申請も可能となりました。
また、無人航空機に関する事故発生時の手続きも行えます。
ドローンに関することはこのDIPSのサイトで完結するようになりました。
DIPS2.0 HP:https://www.ossportal.dips.mlit.go.jp/portal/top/
DIPSは、初心者でも使いやすいように、操作画面はシンプルで分かりやすく設計されています。
チュートリアル動画やマニュアルも用意されているので、安心して利用できます。
これからドローンを飛ばしたいという方は、まずDIPSに登録して、安全に飛ばしましょう。
機体購入から初飛行までの手順に関してはこちらの記事を参照!
【機体登録からDIPSの使い方解説】はじめてのドローン購入〜初飛行までの手順をわかりやすく解説!
2, ドローンの登録の方法は?
100g以上のドローンは無人航空機の登録が義務付けられているので、忘れずに行いましょう。
国土交通省から「ドローン登録システム操作マニュアル」が出されているので、確認して作業を進めることをお勧めします。
出典:ドローン登録システム操作マニュアル https://www.dips-reg.mlit.go.jp/contents/drs/preview/DIPS-REG-Manual_Ja_Owner.pdf
①DIPS2.0でアカウントを作成します。
②本人認証を行い
③ 所有者情報、 機体情報、 使用者情報を入力する
④手数料を納付する
⑤登録記号が発行される(こちらをドローンへ規定の大きさで表示する必要があります)
DIPSのアカウント作成手順に関してはこちらで詳しく紹介しているのでこちらの記事を参照!
【DIPS/プロメトリック】無人航空機操縦士の学科試験申し込み~受験までの流れを徹底解説!
3, 飛行許可・申請の方法は?
無人航空機を特定飛行させる前にあらかじめ、他の無人航空機の飛行計画や飛行禁止空域等の確認を行うとともに、自らの飛行計画を通報する必要があります。
飛行計画は審査に一定期間を要するため、飛行開始予定日から少なくとも10開庁前(土日・祝日を除く)までに申請書類の提出が良いでしょう。
DIPSでの飛行申請が必要な場合は、特定飛行を実施する時です。
飛行禁止空域は、ドローンフライトナビ https://droneflightnavi.jp/ で確認しましょう。
また、飛行計画をしている各地方公共団体が定める条例等による飛行禁止エリアや有人機の離着陸エリア等を確認し飛行場所を決めます。
各地方公共団体が定める条例等はDIPSでは確認できないため、市や町の役所に問い合わせる必要があります。
4, ドローンの墜落など事故を起こした時の対応は?
無人航空機に関する事故が生じた際の手続きもDIPS2.0で行えます。
事故発生時においては、操縦者が国土交通大臣に事故などの内容の報告を行う必要があります。
この制度は、無人航空機に関する事故または重大インシデントが発生した場合、当該無人航空機を飛行させる者が、直ちに飛行を中止し、負傷者を救護すると共に、当該事故又は重大インシデントが発生した日時及び場所などを国土交通大臣に報告しなければならないからです。
以下のような事項は報告の必要があります。
事故
・無人航空機による人の死傷(重傷以上の場合)
・第三者の所有する物件の損壊、
・航空機との衝突又は接触
重大インシデント(航空事故が発生するおそれがあると認められる事態)
・航空機との衝突又は接触の恐れがあったと認められるもの
・無人航空機による人の負傷(軽症の場合)
・無人航空機の制御が不能となった事態
・無人航空機が発火した事態
報告の項目は、発生日時、発生場所、事故などの詳細の内容を入力し状況がわかる写真などの資料を添付します。
まとめ
今回は、DIPS2.0とは何か、どんなことができるのかについて解説しました。
DIPSを使うことで、航空法に基づく無人航空機(ドローン、ラジコン機等)の登録申請、飛行許可・承認申請、飛行計画の通報・確認などの各種手続きが一つのサイトで全て行えます。
おしんドローンスクールでは「DIPSの使い方がわからない」なども公式LINEを通して24時間アフターサポートいたします。
本記事がドローンの飛ばす手順を確認して、安全に活用していく助けになれば幸いです。
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