広大な自然の中で楽しむキャンプ。テントの設営やさまざまなアクティビティなど、日常では体感できない時間を楽しめるのが魅力です。非日常的な時間を切り取るツールとして注目されているのがドローンに搭載されている追尾機能です。
キャンプならではの動きのある映像をよりダイナミックにユニークに撮影できます。本コラムでは追尾機能が搭載されているおすすめのドローンや注意点について解説しています。
目次
1. キャンプでドローンの追尾機能があると便利
2. 追尾機能でこんなキャンプのシーンが撮れる
①キャンプの設営シーンを撮ろう
②家族で追いかけっこするシーンを撮ろう
③サイクリングシーンを撮ろう
3. 追尾機能が搭載されているキャンプにおすすめのドローン5選
①DJI Mini3 Pro
②DJI Neo
③DJI Tello
④Potensic ATOM GPS Drone ATOM-BASIC
⑤GFORCE INGRESS BEYOND GB170
4. キャンプで追尾機能を利用する注意点
①ルートを確認する
②天候に注意する
③周りの利用者に配慮する
④バッテリーの消耗に注意する
⑤山で撮る時は航空法に注意する
まとめ
1. キャンプでドローンの追尾機能があると便利
ドローンには被写体を自動で追いながら撮影する追尾機能が搭載されているものがあります。追尾機能があればラフティングやトレイルランニングなど、キャンプでのアクティビティもより魅力的に撮影できるようになるでしょう。
キャンプとドローンの相性は抜群!SNS映えする映像を残したいときにもおすすめです。機種によってはフォローミー機能、アクティブトラック機能とも呼ばれています。
2. 追尾機能でこんなキャンプのシーンが撮れる
動いている被写体に対して一定距離を保ちながら撮影するのは、高い技術力が必要です。もっと気軽に動いている人や動物を撮りたいと考えているときに役立つのが自動追尾機能。
この機能はキャンプにおいて、いろいろなシチュエーションでアクティブな映像を残したいときに便利です。キャンプでは次のようなシーンを撮影する際におすすめの機能となります。
①キャンプの設営シーンを撮ろう
早い動きのある遊んでいるシーンを撮るのはもちろん、キャンプでテントなどを設営しているところを撮影するのもおすすめです。
少し変わった動きのある映像を残せるでしょう。長時間の撮影時間になっても、編集でタイムラプスにすればSNSでも投稿しやすくなります。
②家族で追いかけっこするシーンを撮ろう
家族キャンプでの何気ない風景を、客観的に撮影したいと考えている人にもドローンはおすすめです。激しい動きをしていなくても鬼ごっこや追いかけっこなど映像として残すのも面白いでしょう。
ドローンで撮影すれば被写体をしっかりとロックするため、動きをしっかりと追いながら滑らかな映像を残せます。静止画では伝わらない空気感を感じられるのも魅力的です。
③サイクリングシーンを撮ろう
ドローンの追尾機能があれば、被写体のスピード感ある動きにも対応できるようになります。キャンプでのアクティビティにおいて動きのある映像を撮影したいときにも活躍するでしょう。サイクリングやスキー、スノーボードなど幅広いシーンにもおすすめの機能です。
3. 追尾機能が搭載されているキャンプにおすすめのドローン5選
ドローンの全てのモデルに追尾機能が搭載されてるわけではありません。モデルによって追尾機能の搭載有無や、機能の名称が変わります。続いて追尾機能が搭載されているドローンを紹介します。キャンプで動きのある映像を撮影したいと考えている際にぜひ参考にしてみてください。
①DJI Mini3 Pro
(写真:Amazonより)
画質によりこだわりたい人におすすめなのが、DJI Mini3 Proです。4K画質を搭載しているため、リアリティある美しい映像を記録できます。軽量かつコンパクトサイズでありながら、安定感のある操作性が人気の理由のひとつです。
「撮りたい」と思った瞬間に撮れる手軽さ、プロが撮影したかのような映像を記録できる性能は動きの多いキャンプにおいても重宝するでしょう。
サイズ | 245×171×62(mm) |
機体重量 | 約249 g |
飛行可能時間 | 約34分 |
メディアタイプ | 4K |
搭載機能 | ジンバルカメラ、障害物検知、インテリジェント機能など |
②DJI Neo
(写真:Amazonより)
コンパクトなもの、持ち歩きしやすいものを重視している人におすすめです。2024年にリリースされたばかりのDJI NeoはAIアルゴリズムを採用。より高い精度で被写体をトラッキングします。
このモデルが搭載している追尾機能はなんと6種類!被写体をしっかりとロックしながら、さまざまな飛行方法で撮影可能です。いつものキャンプも撮影方法が変わるだけで、ユニークなシーンを切り取れるでしょう。
サイズ | 157×130×49(mm) |
機体重量 | 約135g |
飛行可能時間 | 約18分 |
メディアタイプ | 4K |
搭載機能 | プロペラガード、クイックショット、自動帰還機能、6種の追尾機能など |
③DJI Tello
(写真:DJI Storeより)
操作するときの安全性によりこだわりたいと考えている人におすすめのモデルです。バッテリー電圧が低下したときにアラームを鳴らしたり、電波ロスト時に自動で体制を整えたりと思わぬアクシデントに対応する機能が備わっています。
サークル機能を活用することで、被写体を中心としてぐるっと360°撮影も可能。印象的な映像を残せます。キャンプサイトでの映像を記録したいときにもおすすめです。
サイズ | 98×92.5×41(mm) |
機体重量 | 約80g |
飛行可能時間 | 約13分 |
メディアタイプ | HD |
搭載機能 | インテリジェントフライトモード(6種)、フェールセーフ保護機能など |
④Potensic ATOM GPS Drone ATOM-BASIC
(写真:Amazonより)
長時間撮影したい人におすすめなのが、Potensic ATOM GPS Drone ATOM-BASIC。付属されているバッテリーをフル活用すれば、約96分の撮影が可能となります。SONYCMOSイメージセンサーにより、より鮮やかな映像を残せる点も魅力です。
ドローンの映像時術に自信が無くても、バラエティ豊かな映像を残せる点もおすすめポイントのひとつといえるでしょう。
サイズ | 250×240×100(mm) |
機体重量 | 約249g |
飛行可能時間 | 約32分 |
メディアタイプ | 4K |
搭載機能 | 3種の飛行モード、クイックショット、自動帰還機能など |
⑤GFORCE INGRESS BEYOND GB170
(写真:Amazonより)
ルートをしっかりと確保するなど効率的な操作を求めているときにおすすめなのが、GFORCE INGRESS BEYOND GB170です。このモデルにはGPS機能が搭載されているため、リモコンから手を離してしまっても機体はホバリングしてくれます。
離陸した場所から30m以上離れると、ドローンがストップするジオフェンス機能が搭載されている点もこのモデルのポイントです。搭載されている機能が思わぬアクシデントによるロストのリスクを軽減してくれるでしょう。
サイズ | 190×310×100(mm) |
機体重量 | 約196 g |
飛行可能時間 | 不明 |
メディアタイプ | HDD |
搭載機能 | ジオフェンス機能、フォローミーモードなど |
4.キャンプで追尾機能を利用する注意点
動きのある被写体を撮影したいときに、ドローンの追尾機能はとても便利です。ドローン操作に自信が無くても被写体をしっかりと追えるため、誰もが迫力ある映像を残せます。しかし手動で撮影する際とは違った注意点があるのも事実。
撮影に夢中になるあまり、衝突や墜落を避けるためにも注意点を把握しておきましょう。次に解説するポイントを抑えておくとリスクを軽減できます。
①ルートを確認する
追尾機能を活用するときには、撮影前にルートや周辺環境を確認しておきましょう。ドローンのモデルによっては障害物回避機能が搭載されていますが、過信しすぎてもいけません。
木の枝や電線、通信障害などによる衝突や墜落を避けるためにも撮影前の準備や確認を怠らないようにしましょう。
②天候に注意する
キャンプ場はさまざまな立地にあります。場所によっては天候に気をつける必要があるでしょう。
特に山は天候が変わりやすく、突風の被害も増えます。夏場はドローンにとって苦手とされる吹き上げる突風の影響も受けやすくなるため注意が必要です。
キャンプ場の利用者へ被害を及ぼしてしまったり、機体をロストするリスクを軽減したりするためにも天候の変化には常に気を配る必要があります。
③周りの利用者に配慮する
キャンプ場はほかにも利用者がたくさんいます。ドローン飛行OKとされている場所であっても、周りへの配慮は忘れないようにしましょう。
ドローンが思わぬアクシデントにより墜落してしまい、他人に怪我をさせてしまうという事態はできるかぎり避けるべきです。
人によっては、ドローンの飛行音が苦手だったり、レンズを向けられることに不快感を抱く場合もあります。ドローンを飛行させる際には、一言伝えたうえで操作するのがおすすめです。
⑤バッテリーの消耗に注意する
操作中にバッテリーがなくなってしまうと墜落の危険性が高まります。ドローンを操作する際にはバッテリーの残量にも気を配る必要があるでしょう。特に冬場のキャンプは注意。十分にバッテリーを充電していても周りの環境が低温になると、残量が一気に低下することがあります。
冬キャンプが多い際には、低温に対応したバッテリーを採用しているものや自動帰還機能が搭載されているものを選ぶと良いでしょう。予備のバッテリーを持ち歩くのもひとつの策です。
⑥山で撮る時は航空法に注意する
ドローンの機体重量にかかわらず、航空法をチェックしておく必要があります。ドローンは150m以上の高度においての飛行は禁止されています。高度の測定方法はドローン機体と真下との対地高度です。
少しの距離の移動で高度が変わってしまう山地においては、特に注意しなければなりません。
まとめ
キャンプでドローンを活用する人が増えています。特に追尾機能はアクティブなアウトドアシーンをよりダイナミックに記録したいときに重宝します。ハイキングしている姿や水上スポーツをしている姿を撮影することで、雄大な自然に囲まれたダイナミックな映像を残せるでしょう。
ドローンの追尾機能はキャンプの思い出をより鮮やかに印象的に彩るツールとなるはずです。
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