ドローンをこれから始めたいという方にとって、いきなりドローンを購入するのはハードルが高いと考える方も多いと思います。また、ドローンの購入には費用や技術的な知識、保管場所などが伴うのも事実です。
そこで、便利なのが「サブスクリプション（サブスク）」を利用してドローンを始める方法です。
有名なところでは「Apple Music」「Amazonプライム」「Netflix」などの動画配信サービスや音楽配信サービスが挙げられます。また、近年のサブスクリプション市場ではこれらのデジタル系サービス以外にも洋服やアクセサリー、飲食店サービス、自動車、ライフスタイルなどの幅広い分野で注目され、ドローン市場においても例外ではありません。
そこで、今回はドローンを始める際に知っておきたいサブスクリプションとレンタルの違いについてご紹介します。合わせてサブスクリプションの特長やメリット・デメリットについても解説します。
サブスクリプションとレンタルの違いは？
そもそもサブスクリプションとレンタルの違いは何でしょうか。まずはサブスクリプションとレンタルの違いを解説していきます。
・サブスクリプション（サブスク）
サブスクリプションとは、一定額で一定期間、サービスや商品を利用できるサービスのことです。利用している間は契約を解除しない限り、半永久的に月額料金を支払い続けることになります。一方、レンタルでは、あらかじめ決められたレンタル期間を過ぎた場合は、レンタル期間を延長するか返却を選ぶことになります。
・レンタル
レンタルはものや場所などを借りるときに料金を支払い利用するものです。
サブスクリプションは定額料金を支払うのに対し、レンタルは借りた商品の期間に応じた料金を支払います。また、サブスクリプションは継続での利用を前提としているのに対して、レンタルは一定期間での利用を前提としています。
サブスクリプションのメリット
サブスクリプションには、以下のようなメリット・デメリットがあります。
メリット① 初期費用を抑えられる
ドローン本体は10万円など高額なものが多いため、購入する場合はどうしても初期費用がかかってしまいます。サブスクリプションならトイドローンの場合、月額約7,000円※1、一般向けドローンであれば約3万円※2で利用できるため、初期費用が抑えられるといえます。さらに、バッテリーやプロペラなどのアクセサリーもサブスクリプションに含まれていることがあるため、一つひとつ揃える手間や必要がありません。初心者の方にとっては気軽に始められる便利なサービスといえるでしょう。
※1「GOOPASS」料金より参照（https://goopass.jp/products/detail/1962/）
※2「ドロサツ」料金より参照（https://drosatsu.jp/products/mavic2-pro-001）
メリット② 最新機種を試すことができる
サービス提供会社では、さまざまな機種やメーカーのドローンを扱っています。サブスクリプションであれば、高額の機種や新しい機能を持ったドローンを購入するよりも安く利用できる可能性があります。「気になる機種があるけど、購入してまでは…」という方におすすめです。
メリット③ 目的に合わせてプランを選べる
利用回数や目的などニーズに合わせてプランを選ぶことができます。また、サービス提供会社によっては1ヶ月、3ヶ月、1年など、目的に応じて利用期間を柔軟に設定できるサービスもあります。
メリット④ 補償やアフターサービスを受けられる
サービス提供会社によっては「対人保険、対物保険」が無償で付いている場合があります。ドローンは高価な機体であることから、操作ミスなどによって破損や紛失といったトラブルにつながる可能性もあります。万が一のトラブルに備えて、保険やサポートが充実しているサブスクリプションサービスを選ぶと安心です。
※破損させた場合は賠償金を支払うサービス提供会社もありますので、利用する際は事前に利用規約を確認しておきましょう。
サブスクリプションのデメリット
サブスクリプションサービスには、初期費用を抑えたり、最新機種を利用できたりと多くのメリットがある一方でデメリットも存在します。
デメリット① 自由度が少ない
基本的にサービス内で提供されている機種の中から選ぶ必要があり、自分が希望する機種を選べない可能性があります。また、ドローンはサブスクリプションサービス会社の所有物であるため、自分で思うようにカスタマイズをするのが難しい場合が多いです。
デメリット② 長期的にみた場合コストが高くなる
長期的にサービスを利用した場合、購入するよりもトータルでコストが高くなる可能性があります。また、機体の破損やバッテリーの紛失をした場合は、追加料金が発生する場合があるため注意が必要です。
なお、サービス提供会社によっては「返却時に機体を返却しなかった」、「中途解約した」といった場合は違約金が発生することもありますので、利用規約は前もって確認するようにしましょう。
デメリット③ 利用をしない月があっても料金が発生する
サブスクリプションは基本的に継続して利用するビジネスモデルです。もし利用しない月があっても利用料金は発生します。そのため、解約手続きをしない限りは月々の費用は発生するので注意が必要です。
まとめ
いかがでしたでしょうか？サブスクリプションの特長やメリット・デメリットについて説明しました。サブスクリプションサービスは、初心者の方にとってドローンを気軽に試すことができる便利なサービスといえるでしょう。
「ドローンを飛行させる機会は少ないけど、お得に利用したい」「初期費用をできるだけ抑えたい」「高額な機種や最新の機種を試しに操縦したい」など、自分のニーズに合わせて選びましょう。また、月額利用料金やドローンを利用できる回数はサービス提供会社によって異なりますので、各サービス提供会社を比較検討するのがおすすめです。
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