出典:国土交通省HP 航空安全:無人航空機の飛行禁止空域と飛行の方法 – 国土交通省
~はじめに~
「ドローンはおもちゃだから、適当に遊んで飛ばしても大丈夫。」と考えていませんか。しかしながら、ドローンによる痛ましい事故や事件は数多く起こっています。
今回はドローンによる重大な悲劇を防ぐために、ドローン操縦において最低限度守らなければならない飛行方法の規則についてご紹介します。規則やルールが難しくて覚えられないと思っている方もいるでしょう。
安全な飛行のために必要な基本事項を4つご紹介いたします。
【目次】
目次
1. 安全な飛行のために必要な基本事項
2. アルコール又は薬物の影響下での飛行禁止
3. 飛行前の確認
4. 航空機又は他の無人航空機との衝突予防
5. 他人に迷惑を及ぼすような方法での飛行
6. まとめ
1. 安全な飛行のために必要な基本事項
①飲酒時の飛行禁止
・車と同様にドローンも非常時等繊細な操作が要求される。
・周りの状況を俯瞰した上での高度な判断が要求される。
②飛行前の確認
・事故を起こさないように、基本的な飛行前確認を怠らない。
③衝突予防
・鳥や木の枝等だけでなく、人が乗れるような大きな飛行物体に注意する。
・有人機と無人機が衝突した場合は、有人機の搭乗者の死亡といった大きな事故につながるため強く注意する。
④危険な飛行
→他人に迷惑をかけるような飛行は絶対に行わない
2. アルコール又は薬物の影響下での飛行禁止
〇条文
「アルコール又は薬物の影響により、無人航空機の正常な飛行ができないおそれがある間において飛行させないこと」]
あたりまえのことだが、実際の事例として…
無人飛行機をおもちゃとして認識していた人が、飲酒した後に無人航空機(ドローン)を操縦して警察につかまっちゃった…!?
※私たちもうっかりやらないように注意しましょう!!
3. 飛行前の確認
〇確認項目
1.外部点検及び作動点検による無人機航空機の状況を確認
→ 傷・損傷 → プロペラの動作
2.無人機航空機を飛行させる空域及びその周囲の状況を確認
⇒飛行させる空域や方向が法令で制限されている無人機航空機
*フライトナビといったアプリで確認しましょう!
⇒スマホアプリ「ドローンフライトナビ」https://droneflightnavi.jp/
(最終閲覧日:2024/2/29)
3.飛行に必要な気象情報の確認
⇒風向・風速、天候、空間における黄砂等の浮遊物質等、飛行に影響を与えうる気象状況を確認する。
⇒ドローン操縦者には、風速計の携帯が推奨されている。
⇒急な突風によるつむじ風にも注意が必要である。
出典:ドローンウォーカー(2022.12.17)
「ドローンと天候 安全な飛行のために知っておくべき気象現象」
URL https://drone-walker.com/weather/(最終閲覧日:2024/2/29)
4.燃料の搭載量又はバッテリー残量の確認
⇒バッテリーの残量が、飛行に十分なだけ残っているか?
5.リモートID機能の作動状況の確認 (リモートID機能搭載の例外となる場合をのぞく)
⇒ドローンの登録制度により、リモートID機能の作動は義務化。
4. 航空機又は他の無人航空機との衝突予防
★「他の無人航空機や航空機を見かけた!」とき、無人航空機の操縦士は,,,
- 飛行前に航空機を視認した時は、飛行を行わない。
- 飛行中に航空機を視認した場合は、迅速に無人航空機を着陸させる。
- 他の無人航空機を視認した場合は、飛行時間の調整を行う。
⇒一旦、飛行を中止し着陸させ、操縦者同士で飛行時間を相談するのがよい。
5. 他人に迷惑を及ぼす方法での飛行禁止
★「他人に迷惑を及ぼすような方法」
≒人に向かって無人航空機を急接近させることなどを指す!
操縦の練習で扱うトイドローン(100g未満の無人航空機)の場合は、人間に当たっても痛くないし、けがをする心配は低い。
↓ ↓ ↓
100g以上の無人航空機(一般的な空撮ドローンは、小さめでも200g以上ある。)は、
万が一人にあたってしまった場合、相手をケガさせたり、髪の毛を巻き込んだり、
重大な事故につながる可能性が高い。
〇重要
「飛行上の必要がないのに高調音を発し、又は急降下し、その他他人に迷惑 を及ぼすような方法で飛行させないこと。」
6. まとめ
①尊守する必要がある飛行の方法
・飲酒時の飛行禁止 ・飛行前確認 ・衝突予防 ・危険な飛行防止
②注意点
・飛行前の確認は大変重要なので、怠ることのないようにしましょう。
・衝突予防は、常に無人航空機が率先して行うようにしましょう。
⇒有人機を見かけた時は、優先的に衝突予防を心がけるようにする!
※理由)機動性の高さ
⇒近づいてきた場合は迅速によけましょう!
⇒下に降下してよけるのが望ましい
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