「ドローンに興味はあるけれど何から始めたらいいか分からない」そんな悩みを持つ方にぴったりの組み合わせが、ドローンとキャンプです。
広大な自然を舞台に、ドローンを操縦する楽しさを体験してみませんか?初心者でも安心のドローン選びから飛行前の注意点まで、わかりやすく解説します。
ドローンの楽しみ方を知りたい方、キャンプの新しい楽しみ方を知りたい方はぜひ参考にしてみてください。
目次
1.ドローンがあると屋外キャンプがさらに楽しくなる
2.ドローンの種類は主に4つ
①カメラ付きドローン
②トイドローン
③FPVドローン
④産業用ドローン
3. 屋外キャンプに使うドローンの選び方のポイント
①飛行時間をチェック
②サイズや画質をチェック
③GPS機能がついているか
④自動追尾機能がついているか
⑤障害物検知・落下防止機能がついているか
⑥ヘッドレスモードがあると便利
4. 初心者でも使いやすいおすすめのドローン3選
①HOVERAir X1 Smart
②Holy Stone ドローン HS440
③Holy Stone ドローン HS420
5. 屋外キャンプでドローンを使用する際の注意点
①各種申請とID登録
②人の近くでは飛ばさない
③暗くなったら操縦しない
④ドローンの飛行ルールを守る
6. まとめ
1.ドローンがあると屋外キャンプがさらに楽しくなる
大自然を堪能しながらゆったりと時間を過ごせるキャンプ。日常から離れることでリフレッシュでき、一人でも家族でも友人同士でも楽しめるアクティビティのひとつとして注目されています。
「キャンプの楽しみ方をさらに広げることはできないか?」そう考えている方におすすめなのがドローンです。ドローンを活用することで大自然を活かし、いつもとは違う視点から撮影できるようになります。手持ちのカメラでは表現できないスケール感ある映像を楽しみたいときにもおすすめです。
2.ドローンの種類は主に4つ
屋外キャンプをより楽しむためにドローンの購入を考えている方は、まずは種類について把握しましょう。目的やスキルに合わせてドローンを選択すると操作しやすいため、活用する機会も増えてくるはずです。それぞれの特徴を紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
①カメラ付きドローン
ダイナミックな空撮映像を残したいときにおすすめなのが、カメラ付きドローンです。空撮用ドローンとも呼ばれています。少しサイズが大きいものが主流となりますが、その分高性能を備えているモデルも多いです。
ズーム機能、自動追尾機能などが搭載されていれば迫力あるシーンを残せます。先述しているように高性能のモデルは本体重量が大きくなることから、航空法適用や機体登録などが必要となるため飛行時は注意が必要です。
②トイドローン
初心者でもチャレンジしやすいのがトイドローンです。基本的には100g未満のモデルがトイドローンに分類されます。機体登録なども必要がないことから、気軽に始められる点も魅力のひとつ。
屋内でも操作可能なほど小型のモデルも多いため、まずはドローンの扱い方に慣れたい方におすすめです。軽量な分、風に煽られやすい点は注意しましょう。
③FPVドローン
FPV(ファーストパーソンビュー)ドローンは1人称視点を体験できるドローンです。機体から送り出される映像を専用ゴーグルやスマートフォンなどを通して、リアルタイムで体感できます。臨場感ある映像は迫力満点!正確な操作が必要となるドローンレースや点検などに重宝されています。
④産業用ドローン
農業や建設業などで活用されているのが産業用ドローンです。農作物の生育状態をチェックしたり人が立ち入れない場所の点検をしたりする際に重宝されています。屋外キャンプに活用するには用途が少し異なりますが、種類豊富な機能が搭載されている点も特徴です。
3. 屋外キャンプに使うドローンの選び方のポイント
屋外キャンプでおすすめなのはカメラ付きドローン、もしくはトイドローンです。しかしその2種類に絞っても、自分に合うモデルを見つけるのは簡単なことではありません。まずは次に紹介する選び方のポイントをチェックしながら探してみましょう。
①飛行時間をチェック
ドローンのモデルによって連続飛行可能時間が異なります。10分ほどの飛行時間のモデルであれば、コンパクトなサイズも多く持ち歩きがしやすくなるでしょう。20~30分ほどの飛行可能時間となると、サイズも大きくなります。
アングルにこだわりたい方や遠くからの空撮をイメージしている方であれば、飛行時間が長いほうが安心です。予備のバッテリーも備えておくとより長い時間の撮影が可能となります。
②サイズや画質をチェック
ドローンを選ぶときには機体重量が100g以下か100g以上かがポイントとなります。100g以上であれば航空法に基づいたルールを守る必要があるだけではなく、飛行前に機体登録や飛行申請をしなければなりません。
機体重量が100g以下であれば申請が必要ないため、自由度は高くなります。しかしルールやモラルを守る必要がある点は変わりありません。
ドローンのモデルによって画質も変わります。より美しい風景を残したい際には4Kがおすすめですが、データ容量が増える点とコストが高くなる点については注意が必要です。強いこだわりが無ければ、少しコストを抑えられるフルHDでも十分楽しめるでしょう。
③GPS機能がついているか
ドローンの操作に自信がないときにはGPS機能があると便利です。この機能があれば空中で静止させられる自動ホバリング機能や設定したルートに沿って飛行する自律飛行ができるようになります。操縦ミスによる墜落や衝突を防止しやすくなるでしょう。
しかしキャンプ場にありがちな大自然の中や山の中では、GPSを受信しにくい可能性も考えられます。その場合正常に機能しないこともある点は把握しておきましょう。
④自動追尾機能がついているか
ドローンには自動追尾機能が搭載されているものがあります。被写体を自動で認識して追いかけるため、一定の距離を保ちながら臨場感ある映像を残せます。屋外キャンプでさまざまなアクティビティを楽しみたいときにおすすめの機能です。
⑤障害物検知・落下防止機能がついているか
ドローンの操縦に慣れていないときにあると便利な機能です。障害物を避けて飛行したり、ぶつからないようにホバリングしたりなどのリスク回避をしたりしてくれます。障害物探知・落下防止機能があれば、衝突によるドローンの故障や落下による紛失などを軽減できるでしょう。
4. 初心者でも使いやすいおすすめのドローン3選
続いて初心者でも操縦しやすいおすすめのドローンを紹介します。屋外キャンプ場へ持っていくためには、持ち歩きしやすいサイズ感も大事なポイント。それぞれのスペックも紹介しているため、比べてみて自分に合ったモデルを見つけましょう。
①HOVERAir X1 Smart
(YouTube:HOVERAir JAPANより)
コンパクトサイズで持ち歩きしやすい「HOVERAir X1 Smart 」。
手の平サイズなので屋外キャンプでの荷物を最小限にしたい方におすすめです。重さは99gなので、免許無しで操縦が可能な上に、機体の登録申請やリモートID機器の掲載が不要となります。
小さな機体ながら運動性能、カメラ性能ともに高性能でAI自動追尾によるハンズフリー撮影が可能なことも嬉しい。
サイズ | 114×142×27mm |
機体重量 | 99g |
画質 | 4000×3000(1200万画素) HDR:2592×1940(500万画素) |
飛行可能時間 | 約9.5分(バッテリー1個あたり) |
搭載機能 | AI機能(ホバリングモード、ズームアウトモード、フォローモード、オービットモード、俯瞰撮影モード)、全保護プロペラガードなど |
公式ページ:HOVERAir X1 Smart
②Holy Stone ドローン HS440
(YouTube:Holy Stone Japanより)
「Holy Stone ドローン HS440」は飛行可能時間にこだわりたい方におすすめのモデルです。
バッテリー2個をフル活用すれば、最大で40分ほどの飛行を実現できます。広角カメラが搭載されているため、大自然の中でのダイナミックな映像を残したいときにも重宝します。
サイズ | 125×81×59mm(展開時289×195×59mm) |
機体重量 | 166g |
画質 | 写真:JPEG 映像:AVI/MP4 |
飛行可能時間 | 約20分(バッテリー1個あたり) |
搭載機能 | 高速旋回モード、ヘッドレスモード、ホバリングモードなど |
③DJI Neo
(YouTube:DJI Neoより)
2024年現在、世界のドローンシェアの70%以上を誇るDJI社の小型ドローン「DJI Neo」。
全保護プロペラガードが設置され、小型機とは思えない高性能小型ドローンで初心者にも安心して使用できます。
おそらくドローン免許取得後の初めての機体はDJI社を選ぶ人が多くなるので、最初のドローン購入の候補にいれてみるのもいいでしょう。
サイズ | 130×157×48.5mm |
機体重量 | 135g |
画質 | 最大4K/30fpsのRockSteadyおよびHorizonBalancing |
飛行可能時間 | 約18分(バッテリー1個あたり) |
搭載機能 | AIトラッキング、クイックショット、全保護プロペラガードなど |
公式ページ:DJI Neo
5. 屋外キャンプでドローンを使用する際の注意点
さまざまなアングルから撮影できるドローンを使用すると屋外キャンプの楽しみ方も広がります。自然やアクティビティを活かしたダイナミックな撮影もできるようになるため、SNS映えする写真や動画も残せるようになるでしょう。
しかしドローンを使用するためには注意点もあります。ルールを守ったうえで、撮影を楽しみましょう。
①各種申請とID登録
100g以上であれば航空法の規制対象となるため、国土交通省への飛行許可申請が必要となります。飛行許可は、郵送だけではなくDIPSからオンラインでの申請も可能です。
100g以下であっても150m以上の高度や、禁止区域で飛行させるときは申請が必要となります。
ID登録においては100g以上のドローンを購入したら、必ず申請が必要です。いずれにおいても事故発生時に所有者を把握したり原因を追求したりするために必要となります。安全性を確保するためにも、申請を怠らないようにしましょう。
②人の近くで飛ばさない
基本的にドローンの周辺には危険で、ケガや事故のリスクが多く存在しています。当然ですが、人の近くで飛ばしてはいけませんし、飛んでいるドローンに自ら近づくこともNGです。
ドローンの大きさや素材は様々ですが、500g以上の金属の塊が空を飛んでいて10mの高さからあなたの頭に落ちてくることを想像してみるとその恐怖がわかります。
ドローンのプロペラも高速回転していてプラスチック性のものでも簡単に人体の皮膚を傷つけます。小さなトイドローンでさえもプロペラに長い髪の毛が巻き込まれる事故が発生していますので、十分に気を付けましょう。
③暗くなったら操縦しない
ドローンの夜間飛行は基本的にお勧めしません。
まず、飛ばす機体を目視でとらえることも困難になり機体ロストの可能性が高くなります。カメラを使った夜間飛行も目印や光源が見つけられずに走行不能になってしまいます。
ドローンの飛行は日の出、日の入りの時間をしっかりと把握して日が沈む1時間前には飛行を終えるように心がけましょう。
④ドローンの飛行ルールを守る
各種申請、ID登録をするだけではなく飛行ルールも事前にしっかりと確認しましょう。トラブルや事故を防ぐためにもアルコールを摂取した状態での操縦は禁止されています。夜間飛行や物を落下させるなどの行為は承認が必要となります。詳しいルールについては国土交通省のサイトでも紹介されています。
まとめ
自然の中で過ごすキャンプは、日常から離れリフレッシュできる最高の時間です。近年では、ドローンを使ってキャンプでの空撮をする方も増えています。美しい自然を上空から眺めたり、キャンプの様子を記録したりと、新たなキャンプの楽しみ方が広がっています。
ドローン飛行にはルールがあるので事前に確認し、安全性を保つことも大切です。屋外キャンプとドローンの相性は抜群!キャンプ場での新しい過ごし方を発見できるでしょう。
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