ドローンが高速で空を駆け抜け、まるでゲームの世界のようなスリリングな展開が繰り広げられる「ドローンレース」。この競技は、技術力と反射神経が試されるエキサイティングなスポーツです。日本からは世界でも活躍するプロチーム「RAIDEN RACING(ライデン・レーシング)」や個性あふれるレーサーたちが誕生しています。
本記事では、ドローンレース界で活躍するRAIDEN RACINGや、橋本勇希さんをフィーチャーし、競技の魅力と未来の可能性をわかりやすくご紹介します。興味を持つきっかけとして、ぜひ最後までお読みください!
目次
1. RAIDEN RACING:世界を舞台に活躍する日本のプロチーム
2.ドローンレースの魅力
3. 気になるドローンレース大会の賞金は・・?
4. 橋本勇希さん:未来を切り開く高校生レーサー
5.ドローンレースの未来:あなたも挑戦できるかも?
まとめ
1. RAIDEN RACING:世界を舞台に活躍する日本のプロチーム
(画像引用:公式ページ)
「RAIDEN RACING」は、日本初のドローンプロチームとして2018年に発足しました。ヨーロッパ最高峰のプロフェッショナルドローンレースリーグ「Drone Champions League(以下:DCL)」へ参戦しています。チームの活動を通じて、国内でのドローン競技の認知拡大や若手育成にも積極的に取り組んでいます。
現在日本でのドローンレースの競技人口は約1000〜2000人といわれています。2017年頃から世界でドローンレースのリーグが開催されるようになる中、DRONE SPORTS株式会社代表の小寺悠さんが、グローバルに活躍できるチームをつくろうと思って結成したのが「RAIDEN RACING」です。日本の中に世界で闘えるチームがなければ、世界のドローンに関する情報がキャッチアップできず、取り残されてしまうと感じ、結成を決めたとのことです。
2.ドローンレースの魅力
魅力のひとつはなんといっても、ドローンを使って空を飛んでいるような感覚を味わうことができることです。飛行速度は時速150kmほどで、世界大会では、時速360kmの最大飛行速度を叩き出した機体もあります。ゲームではなく現実世界でこのようなスピードの機体を動かすことはなかなかできません。速度が早い分少しのミスが命取りとなり、極限の集中力と技術力を争う競技といえます。
ドローンレースの多くの大会では、年齢制限がありません。また、操作はドローンのコントローラーを使うため、身体的なハンディキャップがあっても参加可能。性別や障害の有無を問わず、誰でも挑戦できる点が特徴といえます。実際に車いすのレーサーもいます。
ドローンレースはスピード勝負のため、様々なパーツを取り寄せて改良したり、機体を少しでも軽くするための試行錯誤が必要になります。しかし軽量化ばかりを追求すると、損壊リスクが高くなるため、そのバランスを取ることが重要です。このようなカスタマイズをして自分だけの機体をつくっていくことも魅力のひとつといえるでしょう。
また、ドローンレースで身につけた技術は、レース以外の他の分野でも活かすことが可能です。実際にレーサーの中には、インフラ点検や、映画やCMの撮影など、撮影分野の仕事をされている方も多くいます。
3. 気になるドローンレース大会の賞金は・・?
(画像引用:DRONE 橋本勇希選手がドローンレース世界選手権で二冠達成!)
2024年10月30日から11月3日まで中国で開催されたドローンレースの世界戦主権「2024 FAI World Drone Racing Championship」において、「RAIDEN RACING」所属の高校生パイロット、橋本勇希選手(17歳)が個人部門で優勝したことが話題となりました。この大会で橋本選手が個人で獲得した賞金は、個人部門総合1位の10,000ドル、ジュニア部門1位の6,000ドル、合計16,000ドルということでした。この大会にはRAIDEN所属で元日本代表の女性パイロットとして国際大会への出場経験豊富な白石麻衣さんがチームマネージャーを務め、日本チームからは5名が出場しました。日本代表チームは総合3位入賞を果たし、10,000ドルの賞金を獲得しました。
また、2024年10月4日 から7日にトルコで行われた「World Drone Cup」においても橋本勇希選手は優勝し、獲得した賞金は10万リラ(日本円で約40万円)でした。この大会後橋本選手は「今後、ドローンレースをもっとメジャーなスポーツにしたいと考えています。また、日本でも賞金付きのレースが開催されることを願っています。レースだけで生活できるように、さらに成長していきたいです。」とコメントしています。
世界大会への参加には渡航費用やその他経費が必要となり、その出費を考えると賞金の額として、あまり大きくないように感じますね。今後はさらにドローンレースが注目され、たくさんのスポンサーがついて、大会も盛り上がって欲しいものです。
4. 橋本勇希さん:未来を切り開く高校生レーサー
(画像引用:DRONE 橋本勇希選手がドローンレース世界選手権で二冠達成!)
次世代を担う若手レーサーとして注目を集めるのが、橋本勇希さんです。現在高校2年生の彼は中学校時代にドローン部に入り、そこからドローンにハマっていったといいます。ドローンを始めたのが2020年で、その翌年には世界大会に出場して優勝をおさめています。橋本さんはXやInstagramで情報発信をしており、先日の大会優勝後、このような投稿をしています。
「俺はできるできないで行動したりはしない。一度口にした目標や結果がたとえ不可能に近いだろうと死ぬ気でできることはやるのが俺のやり方。結果が出るまでは嘘になるか本当になるかわからない。本当にするのが俺のやり方。今年はいろいろに恵まれた、人、物、環境、やる気 全てが揃って出た結果だ。言いたいことは本当にありがとうございました」
才能があるだけでなく、世界一を目指してたゆみない努力していたことがわかります。周囲への感謝も忘れない姿勢にはとても好感がもてますね。今後の活躍を期待し、応援していきたいです!
5.ドローンレースの未来:あなたも挑戦できるかも?
ドローンレースは、テクノロジーとスポーツの融合による新しい競技です。まずは動画などで、その迫力を体感してみてはいかがでしょうか。
ドローンレースに参加するには、アマチュア無線の資格を取るなどいくつかの壁があります。ひとりで一から始めるのはハードルが高いので、コミュニティに参加して情報収集することがおすすめです。たとえば、日本代表団団長を務められた白石麻衣さんが発足された「Wednesday Tokyo Whoopers(ウェンズデートーキョーウーパーズ)」をチェックしてみてはいかがでしょうか。日本各地で毎週水曜日を中心にドローンに関する集いが行われています。
WTW詳細サイト:全国にあるよ!ドローンコミュニティ”WTW” 一覧
まとめ
ドローンレースは、まだ新しいスポーツですが、世界中で人気が高まりつつあります。日本でもコミュニティが形成され、気軽に始められる環境が整いつつあります。スピードを追い求めるスリル、チームで戦う連帯感、自分だけのスタイルを作り上げる達成感――これらすべてが詰まった世界に、足を踏み入れてみてはいかがでしょうか。
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