【知る得ドローン】都市部でもドローンは飛ばせる?

知る得ドローン
ドローン ビル

ドローンには自然が織りなす美しい風景や煌びやかな夜の都会など、いろいろな景色を撮影できる魅力があります。

また、ドローンは比較的手軽に飛ばすことや空撮が可能なこともあり、新たなビジネスモデルや趣味としても注目されています。

中には、「都市部に住んでいるので、はじめは身近な場所で撮影したい」と思う方もいるのではないでしょうか。

当記事では、都市部でドローンは飛ばせるのかどうか解説していきます。

目次

1. 都市部でのドローン飛行の現状

2. そもそも都市部でドローンは飛ばせるの?

3. 都市部でドローンを飛ばすためには許可申請がいる

4. 都市部でもドローンを飛ばせる場所は存在するの?

5. 都市部でのドローン飛行は法律で厳しく規制されている

まとめ

1. 都市部でのドローン飛行の現状

都市部でのドローンの飛行の現状はどのようになっているのでしょうか。まず都市部においては、ドローンの飛行に関する法律や規制が厳しいといえます。

特に次の点が重要とされていますので、見ていきましょう。

●飛行許可が必要

ドローンの飛行には、特定の場所において事前に許可が必要なケースが多くあります。

特に人口が密集している都市部では厳しい制限が設けられています。

●飛行禁止の場所が多い

ドローンの飛行が禁止されている場所は「空港周辺の空域」「人口集中地区(人口密度が高い市街地のこと)」「自衛隊や基地周辺」「重要文化財周辺」「他人の土地」「公道」などが挙げられます。また、一般的に一定の高度以上の飛行が禁止されていることが多いです。

このように規制されている背景にはどのようなものがあるのでしょう。

主に以下の理由から規制されています。

・ドローンが航空機の航行を妨げ、衝突する可能性をなくすため
・ドローンによる落下・墜落事故やプライバシー問題、騒音問題などを防ぐため
・ドローンが第三者に悪用されることを防ぎ、秩序を維持するため

2. そもそも都市部でドローンは飛ばせるの?

中には新宿のビル群を撮影したいので、ドローンを飛ばしたいという方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、この場合は先ほど説明したとおり、人の行き来が多い「人口集中地区」に該当します。

残念ながらこのような場所で気軽にドローンを飛ばすことは、とても難しいのが現状です。

また、人の行き来が多い場所ではドローンによる撮影行為によってプライバシーや肖像権を侵害する可能性があると考えられています。

3. 都市部でドローンを飛ばすためには許可申請がいる

基本的にドローン飛行を行う場合は、国土交通省の航空法に基づいた飛行許可を得る必要があります。

さらに都心で飛行させたいと考えた場合、小型無人機等飛行禁止法という法律が定められているため、国土交通省に飛行許可を取っていたとしても、重要施設(国会議事堂、総理官邸、最高裁判所、皇居など)や防衛関係施設、空港、原子力事業所などの周辺地域の上空300mの地域の上空では、ドローンの飛行が禁止されています。

※参考:国土交通省 無人航空機の飛行許可・承認手続より
https://www.mlit.go.jp/koku/koku_fr10_000042.html

そのため、重要施設が数多く存在し、人口集中地区である東京都区部での撮影はかなり難しいと思っていいでしょう。

ちなみに、人口集中地区は総務省統計局のウェブサイトにある「都道府県境界図」より確認できます。

※参考:国勢調査 人口集中地区境界図(平成27年、令和2年)
https://www.stat.go.jp/data/chiri/map/c_koku/kyokaizu/index.html

ただし、ドローンを飛ばしたい場所が人口集中地区に指定されていないことが確認できれば、許可を取ってから飛行させることが可能です。

4. 都市部でもドローンを飛ばせる場所は存在するの?

ここまで「ドローンが飛ばせない場所は実際に多いよ。」という説明をしてきました。結局のところ、「都市部で飛ばせる場所ってどこがあるの?」と思っている方も少なくないと思います。

例えば、仕事や学校が休みの日などを利用して都市部の通いやすい立地でドローンを飛ばしたいという方は、以下の場所で飛ばすことが可能です。

 ●都市部にあるドローンスクール

インストラクターから指導を受けられ、敷地内で安心して飛ばすことができます。

ドローン関連ビジネスの成長に伴いドローンスクールは東京・大阪・名古屋・福岡をはじめとる都市部でも着々と増えています。

 ●都市部にある飛行場

飛行場は施設側に飛行場使用の申込みはありますが、安全に飛行できる環境が整っているのが特長です。特に屋内飛行場は天候に左右されないのがメリットでしょう。

首都圏にある屋外飛行場でいえば、埼玉県さいたま市や千葉県千葉市など都内からアクセスしやすい場所のグランドもあります。

これらのエリアは人口集中地区外のため国土交通省への申請も不要ですが、条件によっては許可が必要になる場合がありますので、その土地の管理者(地主、管理者、役所など)に確認を取るとよいでしょう

以上が都心部においてドローンが飛ばせる場所となります。もしかすると、公園や河川敷なら都市部でも大丈夫なのでは?と思う方もいるかもしれませんが、飛ばす場所が人口集中地区内に該当していれば、当然ドローン飛行は許可されませんので注意してください。

5. 都市部でのドローン飛行は法律で厳しく規制されている

それでも都市部でドローンを飛ばしたいと考えている方は、「どんな規制があるのか?なぜ規制されるのか?」を事前に法規制をしっかりと理解するようにしましょう。

前述した飛行禁止区域、高度制限、国土交通省への申請許可に加えて、夜間での飛行禁止、大人数が集まるイベントや商業目的でのドローン飛行は国土交通大臣や土地所有者などの許可が必要になるという規制があります。

ここまで説明したように、都市部ではドローンを自由に飛ばしたいと思っていても規制が多く一筋縄ではいかないようです。

6. まとめ

いかがでしたでしょうか?

都市部でのドローン飛行は許可が必要だったり、飛行禁止の場所があったりと、さまざまな規制があるため、残念ですが気軽に飛ばせるという訳にはいかないようです。

それでも都市部でドローンを飛ばしたい!と考えている方は飛ばす場所が人口集中地区に指定されていないか確認を取って、飛行可能エリア内で飛ばすか、都市部にあるドローンスクールや飛行場で飛ばすことをおすすめします。

もし可能であれば、都市部以外でドローンの飛行に最適な場所を探してみるのも良いかもしれません。

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