ドローンを使った仕事に興味はありますか?「どのような仕事があるのかな?」「資格と取ったらどんな仕事につけるのかな?」といった疑問を持っている方も多いでしょう。
本記事では、ドローン分野が注目されている理由と空中ドローンについてどのような職種があるのかを解説します。
ドローンを使った新しいキャリアをスタートするための具体的な仕事内容をイメージできるように職種を紹介いたしました。是非参考にしてみてください!
目次
・ドローン分野はなぜ注目されているのか
・ドローンパイロット不足の可能性
・空中ドローンの仕事一覧
・まとめ
ドローン分野はなぜ注目されているのか
ドローン分野が注目されている第一の理由として、市場が拡大している点が挙げられます。
国内のドローンビジネス市場は年間平均成長率(2022〜2028年度)に換算して年20.3%増加しています。2024年度は4752億円、2028年度は9,340億円と一兆円規模になると予測されています。また、有人地帯での目視外飛行(レベル4)飛行の解禁によってさらなる利活用が進んでいくことが期待されていることから注目されています。
参考:インプレス総合研究所.2022年度のドローンビジネス市場規模は前年比33.7%増の3086億円レベル4飛行の解禁によりドローン活用が進み、2028年度は9000億円超へ.
ドローンパイロット不足の可能性
近年、ドローン関連市場は目覚ましい成長を遂げています。物流、農薬散布、インフラ点検など、様々な分野でドローンの活用が進み、今後も市場拡大が見込まれています。
この市場拡大に伴い、ドローンパイロットや関連産業の従事者の需要も高まっている現状があります。しかし、現状では十分な数のパイロットが不足しており、将来的にドローンパイロット不足が深刻化する可能性も指摘されています。
空中ドローンの仕事一覧
▼配送・物流
- 小荷物の緊急配送
- 難アクセス地域への物資輸送
道路が整備されていない遠隔地や、災害発生後の孤立地域など、通常の輸送手段ではアクセスが厳しい場所への物資輸送にドローンが活用されます。2024年元旦に生じた能登半島地震でも一部の地域では物資を運ぶための陸路が塞がれたため、ドローンで医薬品の輸送が行われました。
- 医療用サンプルの輸送
病院や研究機関での血液サンプルや臓器、医薬品などの医療関連物資の迅速な輸送に使用されます。
▼保守・点検
- 電力線やパイプラインの点検
ドローンを使って、天気線やガス、水道のパイプラインなどのインフラを定期的に点検し、破損や損耗の有無を点検する作業です。従来、人が高所へ登り点検作業を行う危険な作業をドローンで代替することができるようになります。
- 風力タービンや太陽光パネルのメンテナンス
高所や広範囲にわたる風力タービンや太陽光パネルの定期的なメンテナンスと点検を行う仕事で、ドローンを利用することで、効率的に作業ができます。
- 屋根や建築物の検査
屋根や建築物の外観を点検するために、ドローンを使って高解像度の画像を撮影し、損傷や修理が必要な箇所を特定する仕事です。ビルなど足場を組んで行っていた外壁調査を足場を組むことなく行うことができることから、作業の効率化が図れます。
▼建設・土木
- 建設現場の進捗監視
ドローンは、建設現場の進捗をリアルタイムで監視するために使用されます。これにより、プロジェクトマネージャーは作業の進行状況を効率的に追跡し、必要に応じてリソースの割り当てやスケジュールの調整を行うことに役立てることができます。
- 構造物の検査とメンテナンス
ドローンは、橋梁、ビル、ダムなどの構造物の安全性検査に用いられます。高所やアクセスが困難な場所の検査を安全かつ迅速に行うことが可能になります。
- 地形の測量
大規模な土地や建設現場の地形測量にドローンが活用されます。
▼安全監視・保安
- 警備会社による施設監視
商業施設、工業施設、公共の場などの安全を確保するために、ドローンが警備会社によって監視目的で使用されます。
- 交通監視と事故現場の調査
ドローンは交通状況を監視し、事故が発生した際には現場の状況を把握するために使用されます。事故の原因解析や渋滞情報の提供にも役立ちます。
- 災害時の検索・救助活動
地震、洪水、山火事などの自然災害発生時に、ドローンは被災地の状況を把握し、行方不明者の捜索や救助活動の支援に使用されます。
▼農業支援
- 散布
広範囲に効率的に農薬や消毒、肥料、種などを散布することができます。地上散布の約40〜60倍の速さで散布することができるため、人手不足の改善解消につながります。
- 作物の健康状態の監視
特殊なカメラを装備したドローンで、作物の成長や病気の兆候を定期的にチェックします。
- 土地の測量と分析
ドローンを用いて広範囲の農地を測量し、土壌の質や水分レベルなどを分析することで、必要な養分をいつどれくらい与えるのかの指標を得ることができ、農業生産性を向上させます。
▼環境調査・モニタリング
- 野生生物の調査
野生生物の生息地や行動パターンを調査するためにドローンが使用されます。福島大学では熊の出没のリスクの高い場所を把握する調査を実施しており、ドローンで取得した地上データを3dマッピングし、熊のいそうな場所の把握に役立てられています。
参考:クマ出没のリスクが高い場所をドローンで把握する調査実施
▼写真・映像撮影
- ウェディングやイベントの空撮
特別な日の記念やイベントを空撮映像で残す需要が増えています。しかし、手軽に参入することができることから、ライバルも多いことが現状です。
- 不動産のプロモーションビデオ作成
不動産物件の魅力を高めるために、ドローンを使って、物件やその周辺の空撮を行う案件もあります。
- 映画やテレビ番組の撮影補助
映画やテレビ番組制作で、高価なヘリコプター撮影の代替として、また、スピード感のある独特のアングルでの撮影にドローンが活用されています。
まとめ
今回は、ドローンの国家資格を取得した先にどんな仕事があるのかの一例を出して、ご紹介しました。ドローンはさまざまな分野で、活用されていき、年々ドローンを操縦できる方の需要の拡大が予測されています。今から、数多くの情報を収集し、転職や、就職に活かしていきましょう。
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メリット2:最短一泊二日でドローン国家資格が取得できる
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メリット4:屋外で広々と練習することができる
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