【農業関係者必見!】農業用ドローンについて徹底解説!

知る得ドローン

近年農業のDX化が進み、ドローンが農業においても活躍されているのはご存じですか?農業で活躍するドローンは主に農業用ドローンと言われる産業機です。

農業用ドローンといえば、農薬散布ドローンが真っ先に思いつきますが、実は農薬散布に限らず画像分析や播種(はしゅ)など幅広い分野で活躍しています。

今回は、農業に活用されているドローンはどんな役割を担っているのか、また農業用で使えるドローンの機体を徹底解説します!

目次

1.農業用ドローンでは何ができるのか

2.農業用ドローンの操縦に資格は必要?

3.ドローンで散布する農薬には注意が必要

4.農業用ドローンを扱うメーカーとサービス徹底紹介

農業用ドローンを扱うメーカー15選

▼農業用ドローンと連携したサービス11選

人工衛星によるリモートセンシングサービス

その他農業用ドローン関連技術

まとめ

1.農業用ドローンでは何ができるのか

農業用ドローンと聞くと、一般に農薬散布を想像される方が多いかと思いますが、実はその他にも活用法が大きくは5つあります。

①農薬散布

農薬散布用ドローンは、5〜10Lのタンクに農薬を積んで飛行できる機体です。

ドローンが飛ぶ際に発生する風で液体をミスト状に散布するため、枝の脇や葉の裏など、通常の散布方法では農薬を塗ることが難しい場所にも農薬を付着させることができます

また、 ドローンによるピンポイント散布を⾏うことにより、 動⼒散布機械に⽐べて散布量 を30〜50% 削減作業時間も動⼒散布機に⽐べて 50〜 75%削減できます

農薬散布ドローン

②肥料散布

肥料散布も農薬散布と基本的な原理は同じです。

農薬散布に使われるドローンのタンクを、肥料専用のものに付け替えることで肥料を散布できます。
ドローンを使って肥料を散布することにより、緻密で正確な肥料散布を行うことができ、作業効率化の向上が実現しました。
たとえば、ドローンで取得したデータをもとに場所によって肥料の加減をしてくれる機体も登場しています。

肥料散布ドローン

③播種(はしゅ)

農業用ドローンは、稲の種まきでも活躍しています。

農業用ドローンがあれば、広範囲の田んぼでも自動運転で散布作業を行なってくれるプログラムを実行することで正確に蒔くことができます
同時に、生産者の労力の低減やコストの削減につながっています。

農業

④モニタリング・画像撮影

カメラを搭載したドローンを飛ばして圃場や作物を撮影すれば、病気の兆候や作物の生育状況を確認することができます

カメラの機能によっては、肥料分の偏りや地温などを調査することも可能です。
広大な農地を管理する場合や、人の入りにくい中山間部など、この技術を用いたスマート農業が進められています。

モニタリングドローン

⑤農産物運搬

農業従事者の高齢化の影響で、野菜や果物といった「収穫物」や、肥料やダンボールなどの「農業資材」の運搬にも課題が生じています。

そこで、経済産業省では民間企業と連携し、農産物運搬の実証実験を行いました。

参考:ドローンによる農作物運搬実用化に向けた実証実験を実施しました~ 時間ロスを削減、身体的・精神的負担を解消し、高齢者の農業継続を実現 ~

現在はまだ実証実験段階ですが、すでに地域の基盤産業を守り社会実装していく検討が進めらており、実際に、ドローンが常に空を飛んでいる日ももうすぐなのではないでしょうか

ドローン物流

2.農業用ドローンの操縦に資格は必要?

空撮用ドローンを飛行させる場合、趣味の範囲内であれば免許や資格は必要ない場合があります。

ですが、畑や圃場で農薬散布を行うなど、事業の一環としてドローンを飛行させる場合は産業用マルチローター技能認定に合格し「オペレーター」になる必要があります
これは農林水産省が策定している「無人航空機利用技術指導指針」にて、検定に合格したオペレータのみ農薬散布ドローンを操縦する資格がある旨が記載されているためです。

この際に、まず、機体を購入したのちにそのメーカーの認定スクールで産業用マルチローター技能認定講習を受けるケースがほとんどでしょう。

ここで、注意が必要なのは機体ごとに講習が必要であるという点です。

産業用マルチローター技能認定はドローン機体によって実技教習や学科講習が異なっています。
複数のドローン機体を運用する場合、機体種別が変わるとその都度オペレーター試験を受ける必要があるので注意が必要です。

農薬散布を行うにおいて、ドローンの国家資格取得は必須ではありませんが、農業用ドローンを日常的に使うような場合に、ドローンに関する確たる操縦技術の会得と、包括的な法律といった知識を知っておく上で、ドローンの国家資格講習を受講していて損はないでしょう。

ドローンとコントローラー

3.ドローンで散布する農薬には注意が必要

農薬を扱う上で忘れてはならないのが農薬取締法の存在です。

ドローンを使用した空中農薬散布を行う場合、「無人航空機による散布」という使用方法で登録されている農薬のみを使用することになります。

ドローン用の農薬については農薬インデックスで確認することができます。
また、地上散布用農薬は希釈倍率を1000~2000倍で使用するのに対し、ドローン散布用農薬は希釈倍率8~16倍で使用するため、地上散布用の農薬に比べ高濃度な農薬となります。

そのため、散布の際は学校や病院等の公共機関、地域の居住者に対して事前周知を徹底すると共に、散布当日の天候や風向きなどに十分注意しながら作業をする必要があります

農薬散布

4.農業用ドローンを扱うメーカーとサービス徹底紹介

では、ここでは実際に農業用ドローンの機体はどのようなメーカーや機体があるのか農林水産省が記載しているメーカーを一挙にご紹介いたします。

また農業用ドローンに付随した連携サービスや、人工衛星によるリモートセンシングサービス、その他農業用ドローン関連技術に関しても紹介します!

以下引用農業用ドローン
農林水産省https://www.maff.go.jp › forum › mattingu › drone

▼農業用ドローンを扱うメーカー15選

1-1.イームズロボティクス(株)YouTube

イームズロボティクス(株)

1-2.XAG JAPAN(株)

XAG JAPAN(株)

1-3.KMT(株)  

KMT(株)

1-4.サイトテック(株)

サイトテック(株)

1-5.ソフトバンク・テクノロジー(株)/石川エナジーリサーチ(株)

ソフトバンク・テクノロジー(株)/石川エナジーリサーチ(株)

1-6.DJI JAPAN

DJI

1-7.TEAD(株) 

TEAD(株)

1-8.東京ドローンプラス(株)

東京ドローンプラス(株)

1-9.東光鉄工(株) 

東光鉄工(株)

1-10.住友商事(株)/(株)ナイルワークス/(株)インターネットイニシアティブ

住友商事(株)/ナイルワークス(株)/(株)インターネットイニシアティブ

1-11.(株)FLIGHTS

(株)FLIGHTS

1-12.(株)マゼックスYouTube

(株)マゼックス

1-13.(株)丸山製作所

(株)丸山製作所

1-14.ヤマハ発動機(株)

ヤマハ発動機(株)

1-15.(株)クボタYouTube

kubota

▼農業用ドローンと連携したサービス11選

農業用ドローンの連携サービスも多様に展開しており、是非自分のニーズに合うサービスをご活用してください!

2-1.(株)エアリアルワークスYouTube

(株)エアリアルワークス

2-2.(株)NTTドコモ

(株)NTTドコモ

2-3.(株)オプティム

(株)オプティム

2-4.(株)サイバネテック

(株)サイバネテック

2-5.(株)スカイシーカーFacebook Twitter

(株)スカイシーカー

2-6.(株)スカイマティクス 

(株)スカイマティクス

2-7.(株)ズコーシャ

(株)ズコーシャ

2-8.ソフトバンクテクノロジー(株)/RaveProject/SkyLinkJapan

(株)ソフトバンクテクノロジー(株)/RaveProject/SkyLinkJapan

2-9.ドローン・ジャパン(株)YouTube

ドローン・ジャパン(株)

2-10.(株)日立システムズ 

(株)日立システムズ

2-11.ヤンマーアグリジャパン(株) 

ヤンマーアグリジャパン(株)

人工衛星によるリモートセンシングサービス

リモートセンシングを活用した農作物の育成状況を確認できるサービスです。

3-1.国際航業(株)

国際航業(株)

3-2.スペースアグリ(株) 

スペースアグリ(株)

その他農業用ドローン関連技術

4-1.(株)コノエ 

(株)コノエ

まとめ

今回は、農業ドローンが実際に現場でどのように利活用されているのか、また農業用ドローンの機体について詳しくご紹介しました。

農業ドローンは実際に農薬散布のみならず、画像分析や稲の播種にも使用されていることから汎用性が高い分野であることを感じていただけたと思います。

ただ、農業用ドローンは効率がいい反面、農薬を高濃度で散布することから、周りの状況を確認した上で、飛ばす必要があります。
近年は、ドローンの研究開発が盛んに行われており、今後さらに、農業が省力化することが予想できます

農業の効率化を目指す農業従事者は、早い段階でドローンの活用を始めることをお勧めします!
同時にドローンの国家資格を取得しておくとドローンの操縦技術を身に着けることもできるでしょう。

ところで、「おしんドローンスクール」ではドローンの国家資格が取得できることをご存じですか?

おしんドローンスクールで国家資格講習を学ぶ「4つのメリット」

おしんドローンスクール浜松校

メリット1:初心者でも安心して受けられる

おしんドローンスクールの国家資格講習は、ドローン操縦の基礎から実践まで、プロの講師が丁寧に指導します。少人数制で、一人ひとりのレベルに合わせて学習できるので、初心者でも安心して受けられます。

メリット2:最短一泊二日でドローン国家資格が取得できる

最短一泊二日でドローンの国家資格を取得することができます。忙しい方でも、短期間で資格取得を目指せます。

メリット3:e-Learningで忙しい方もスマホで簡単に学習可能

おしんドローンスクールの学科講習はe-Learningで完結します。e-Learningは、パソコンやスマホで受講できるので、忙しい方でもスキマ時間に学習できます。

メリット4:屋外で広々と練習することができる

空撮体験など屋外で広々と練習することができます。屋外で練習することで、実践的なスキルを身につけることができます。自然豊かな場所の利点を活かした講習が可能です。

おしんドローンスクール 浜松校で是非一緒に国家資格を取得しましょう!