【ドローンで楽しむアウトドア】水中撮影ができるおすすめのドローンは?

知る得ドローン
水中

「水中ドローンは誰でも操縦できるの?」「アウトドアで楽しめるドローンはある?」など、本コラムではドローンについて興味がある人に向けて水中ドローンの魅力について解説します。

水中ドローンの種類や選ぶときのポイント、アウトドアにおすすめの水中ドローンについて紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。水中ドローンを活用することでアウトドアの楽しみ方がさらに広がります。

1.水中ドローンとは

水中2

水中ドローンとは名前の通り水の中を動き回れるドローンを指します。操縦する際に必須となる免許がないため、手軽にチャレンジしやすい点も魅力のひとつです。アウトドアなどの趣味としてだけではなく、水中調査などを含めた幅広いシーンで利用されています。

通常のドローンとは違い、コントローラーと機体がケーブルで繋がれているモデルが一般的なため、ロストの心配も軽減されるのが特徴のひとつです。潜ることなく水中の様子を観察できるようになります。

2.種類のタイプがある

一般的に水中ドローンと呼ばれているのがROVですが、国土交通省ではAUVも水中ドローンに含めています。それぞれの特徴やメリット、デメリットを解説します。

①ROV

趣味で楽しむ人におすすめなのが、ROVタイプです。機体に繋がれたケーブルを通してコントローラーで操縦します。小型タイプから取り揃えられているため、比較的リーズナブルな価格で入手できます。

常にケーブルと繋がっているため、機動がパワフルな点や長時間操縦できることのほかに、リアルタイムで水中を観察できるのも特徴です。

繋がっているケーブルにより行動範囲に制限が出てきてしまう点がデメリットとして挙げられるでしょう。

②AUV

価格が高いモデルが多いため、民間ではあまり活用されていないタイプです。事前に動きをプログラミングするため、水中は自動で動きます。ROVタイプとは対照的で動きの自由度が高い点がメリットとして挙げられます。自由度が高いためより深く潜れるようになるでしょう。

デメリットはバッテリーの容量が限られるため、機動時間に制限が生まれる点です。また水中の様子はリアルタイムで確認はできません。

3.アウトドアでの水中ドローンの楽しみ方

サメ

水中ドローンはアウトドアの色々なシーンで活躍します。川や湖、海など水辺のアクティビティを楽しむ際にも、水中ドローンがあることで新しい発見ができるはずです。

①水中撮影

水中ドローンがあれば普段は見ることのできない水中の世界をリアルタイムで覗けるようになります。水中ドローンにはLEDが搭載されているモデルも多いため、暗い水中でも鮮明に動画や写真を撮影できます。

本来であればリスクを伴う水中撮影も安全性を保ちながらできる点も魅力です。FPVゴーグルを活用すれば、自ら水中を泳いでいるかのような視点で動画撮影を楽しめます。

②釣り

釣りを趣味としている人も水中ドローンがあれば新しい楽しみ方が広がるでしょう。水中の様子をリアルタイムで見られるようになるため、魚が集まっているポイントを効率的に知れるのも水中ドローンのメリットです。

給餌機能があれば、撒き餌して魚を集めることも可能になります。赤外線暗視カメラがあると、ライトで魚を驚かせる心配がありません。

4.水中ドローンの選び方

ドローンは決して安い買い物ではありません。水中ドローンとなると空撮用ドローンよりもコストがかかるかもしれません。後悔しない買い物をするためにも、自分に合ったものを吟味して選ぶことが大切です。

目的を明確にしてからこだわりたいポイントを精査していきましょう。購入に迷っている際にはレンタルドローンからチャレンジしてみるのもおすすめです。

①用途

水中撮影を目的とするのであれば、解像度が高いモデルを選択するのがおすすめです。4K、8K、フルHDであれば美しい映像を撮影できるでしょう。

またブレを補正する機能が搭載されていたり、LEDライトが搭載されていたりすると滑らかで鮮明な映像を記録できます。

釣りを目的とするのであれば、魚群探知や給餌機能が搭載されていると便利です。スマートフォンと連携できれば魚の様子をリアルタイムで把握できるようになります。稼働時間が長いモデルのほうが釣りには適しています。

②潜水可能時間

ROVタイプのドローンであればケーブルとつながっているため、稼働時間はそこまで気にせずに操縦できるようになります。バッテリータイプのドローンであれば稼働時間はチェックしておくのがおすすめです。1時間ほど稼働できれば、撮影も水中探索も十分に楽しめるでしょう。

③潜水可能深度

水中ドローンにはそれぞれ潜水可能深度が設定されています。この設定深度よりも深く潜ってしまうと、水圧に耐えられず故障の原因になりかねません。趣味として楽しむのであれば、潜水可能深度が30mほどあれば問題なく楽しめます。

④機動性

水の流れが常に変化するため、水中ドローンは機動性も大切なポイントです。水中では可動域が限られてしまうため、機動性が高いものを選ぶと快適に操縦できます。ポイントとなるのが2点。360度移動できることと、潜水速度が速いことです。

360度移動できれば操縦がしやすくなり、潜水速度が速いものを選ぶと水の流れに影響されづらくなります。

5.アウトドアにおすすめの水中ドローン

アウトドアにおすすめの水中ドローンを3つ紹介します。それぞれ特徴があるため、用途に合わせたドローン選びをする際の参考にしてみてください。釣りに向いているもの、水中撮影に特化したものまでさまざまです。

①Power Dolphin

Power Dolphin

釣りを趣味としている人におすすめの水中ドローンがPower Dolphin。水中潜水よりは水上で操作することに特化したドローンです。深くは潜れませんが、水中の撮影はできます。魚群探知機やベイトコンテナを搭載すれば釣りの楽しみ方がより広がります。

サイズ534x230x125mm
重量約2.3kg
最大深度
稼動時間Uモード:2.5時間、CまたはNモード:20分

②CHASING M2

CHASING M2

水中ドローンでも人気の高いメーカーのひとつCHASING。産業用ドローンとして使われることが多いですが、比較的コンパクトなため趣味としても活用されやすいモデルです。

スマートフォンやモニターに繋げることで水中の様子をリアルタイムで鮮明に見ることができます。GoProやロボットアームなどさまざまなアタッチメントを取り付けることも可能。アタッチメントを活用することで、用途が広がります。

サイズ380× 267×165mm
重量約4.5 kg
最大深度100m
稼動時間約4時間

③GLADIUS MINI S

GLADIUS MINI S

(写真:ビックカメラ.comより)

GLADIUS MINI Sは軽量で持ち歩きしやすいのがおすすめポイントのひとつです。4K動画、1,200万画素など高画質の映像を残せるのも魅力的。手ブレ補正LEDライト搭載など水中を鮮明に撮影する機能が備わっています。日常では見ることができない景色に出会えるでしょう。

サイズ380x267x165 mm
重量
最大深度100m
稼動時間2~4時間

6.水中ドローンを操縦する際の注意点

注意

操縦する際に必須となる資格は必要ありませんが、注意するべき点はいくつかあります。空中で操作するドローンと同じように、許可申請が必要なエリアもあるため操縦までにチェックしておきましょう。水中ドローンを扱う際には、次の注意点をチェックすることをおすすめします。

①許可申請が必要な場合がある

先述しているように水中ドローン操縦において必須となる資格はありません。しかし操縦する場所によっては申請が必要な場合があります。

特に海でドローンを操縦する際には、規制対象となるエリアがあるため注意しましょう。規制対象エリアは海洋状況表示システム・海しるでチェックできます。

②操作の難易度が高い

目の前で動く姿を見ながら操縦できるドローンとは違い、モニターを通してコントロールするため難易度も高くなるのが水中ドローンの特徴です。想定しにくい水流の影響や視界の悪さに苦戦することもあるでしょう。

機体とつながっているケーブルが操作中に引っかかってしまわないように注意する必要もあります。操縦に不安を覚える際にはドローンスクールで技術を磨くのもおすすめです。

③適切なメンテナンスが必要

メンテナンスに配慮しなければならないのが、水中ドローンの注意点です。使用後は完全に乾燥させたり、塩分を除くために真水で動作させたりする必要があります。メンテナンスの手順は正しく把握・実行することが大切です。

④法規制をこまめに確認する

空を飛ぶドローンに比べると、まだ法規制が確立されていないのが現状です。ユーザーが増えてくると共に、今後は法整備が進むことも考えられます。

気がつかないうちに法律違反となることがないように、法規制についてはこまめにチェックしておきましょう。国土交通省が管理しているAUVの安全運用ガイドラインでルールを確認できます。

⑤周りの人へ配慮する

水中ドローンに対しての細かい規制や法律は現時点ではありませんが、マナーやモラルを守る必要はあります。カヌーや船舶などの進路妨害を避け、水辺のアクティビティを楽しんでいる人たちに配慮したうえで水中ドローンを楽しみましょう。

6.まとめ

釣りや水中観察、水辺のアクティビティを楽しむ人たちから注目されている水中ドローン。水中撮影に特化したものや、効率的に釣りを楽しめるものまでさまざまなモデルが発売されているため、用途やこだわりたいポイントを明確にすることでお気に入りの1台を見つけられるでしょう。

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