日本にはさまざまな登山スポットが存在します。雄大で大迫力の自然に囲まれる登山は人気のレジャースポット。
最近、登山にドローンを持っていき大自然をダイナミックに撮影するのが流行っています。
「自然の風景」を撮るのが人気ですが、良いスポットが多すぎて、どこに行けば良いのか分からない方も多いでしょう。
そこで本記事では、ドローンを持っていくと楽しめる山をご紹介します。今回ご紹介する山は、景観に優れ、ドローンでの撮影におすすめな山ばかりです。ぜひ最後まで読んで、ドローンを持っていく際の参考にしてください。
目次
1. 伊吹山
2. 美ヶ原
3. 白山
4. 立山
5. 積丹岳
まとめ
1. 伊吹山
(写真:YAMAPより)
伊吹山は、岐阜県と滋賀県にまたがる自然あふれる山です。滋賀県の最高峰で、1377mあります。日本百名山にも指定されており、山頂からは琵琶湖、比叡などの山々、伊勢湾まで360度の自然の大パノラマが広がります。
日本史の書物である『古事記』や『日本書紀』にもその名が記されています。日本神話の日本武尊(やまとたけるのみこと)の伝説にも登場している歴史ある山です。
古来より薬草や亜高山植物、昆虫や野鳥の宝庫としても有名です。山頂にある花畑は国の天然記念物に指定されています。特に自然溢れる山なので、春から夏にはカタクリ、ニリンソウ、ヤマホタルブクロ、山芍薬、ヒメレンゲやニッコウキスゲ、夏から秋にはアザミ、シシウド、オオバギボウシ、ウメバチソウが見どころを迎えます。
山頂の花畑も見どころで美しいため、ドローンを飛ばして琵琶湖や比叡山、伊勢湾などと一緒に撮ると美しい自然を写真におさめられます。
また、霧が多い山なので、山頂からドローンで幽玄な霧に包まれた山頂を撮影するのも良いでしょう。美しい風景も幽玄な風景も撮れるため、ドローンを飛ばして雄大な自然をダイナミックに撮りたいならおすすめの山です。
また、伊吹山は登山だけではなく、「伊吹山ドライブウェイ」があるため、登山はしたくないけど雄大な自然を撮りたい方に最適です。
2. 美ヶ原
(写真:FPV Droneより)
美ヶ原は、長野県松本市と諏訪市にまたがる標高2455mの山です。山以外の周辺の雄大な高原地帯も含め、美ヶ原高原とも呼ばれています。美ヶ原は四季折々に移ろう美しい景色のほかに、温泉やアウトドアレジャーも楽しめるのがおすすめポイント。道の駅やホテル、コテージもあるため、ドローンの撮影と旅行をかねて行くのも良いでしょう。
美ヶ原は牛伏山や美しの塔、王ヶ頭、王ヶ鼻など大自然を楽しめるスポットがたくさんあります。牛伏山からは高原地帯が一望できるため、ここからドローンを飛ばして壮大な山脈を撮影するのも良いですね。
美しの塔は高原のシンボルですが、もともとは濃霧が非常に多い美ヶ原で遭難者が出ないようにするために作られたものです。この周辺も空間がひらけていて見晴らしが良いため、ドローン撮影にはうってつけのスポットです。
王ヶ頭は美ヶ原の最高峰で、360度の大パノラマが広がります。ここがドローン撮影で一番おすすめのスポットです。電波塔が映ると大自然の雄大さに欠けるため、ドローンの位置を調節して電波塔が映らないようにすると自然な映像になります。
濃霧が出ると雄大な自然が撮影できないため、天気予報をよく確認してから行くと安心です。また、美ヶ原は場所によってはドローン撮影できないスポットがあります。事前にチェックしてからドローンを飛行させましょう。
3. 白山
(写真:FPV Droneより)
白山は、石川県にある標高2702mの山で、中部山岳国立公園内に位置しています。日本百名山に指定されており、古くから信仰の山としても有名です。登山時の絶景はもちろん、山小屋や宿泊施設もあるので安心して登山できます。
白山は標高や地形、雪解け期間などの違いから多様な環境が体験できる山で、それぞれの環境に適した動植物が生息しています。多様な植物はもちろん、哺乳類が45種類、鳥類が130種類確認されているため、自然の魅力が精一杯味わえます。
春は残雪と新緑、夏は高山植物、秋は紅葉、冬は雪景色など、季節に応じた異なる魅力を持っています。特に白山の山頂付近にある池がとても美しく、ドローンを飛ばすのに最高の場所です。千蛇ヶ池や翠ヶ池は白山の自然を最大限感じられるため、ドローンを飛ばすのにおすすめです。
また、白山は国立公園内のためドローンの規制が厳しいのに加え、登山道や山小屋周辺での撮影を控えたり、飛行時には土地所有者の許可を撮ることが必要だったりするため、ドローン撮影を目的とした登山の場合は事前にしっかり確認してからドローンを飛行させましょう。また、登山の際には登山計画書の提出が必要です。
4. 立山
(写真:YamaRecoより)
立山は富山県にある標高3015mの山です。立山連邦として北アルプスの最高峰である立山御岳山などの山々に囲まれた立山黒部アルペンルートなどがあり、多くの登山客や観光客に人気のスポットとなっています。富士山、白山とともに日本三霊山のひとつに数えられ、古くから山岳信仰の山としても信じられてきました。
また、登山だけではなく、スキーやスノーボードなどのアウトドアスポーツが楽しめます。さまざまな登山コースが充実しており、雄大な自然を楽しめるコースから険しい登山道を登るコースまでバリエーションがあります。
春には桜、夏には新緑、秋には紅葉、冬には雪景色が楽しめるため、どの季節に行ってもドローン撮影が楽しめます。特に険しい登山道を進むコースは、険しい山にうっすらとかかる雲が美しく、ドローンで景色を撮るのに最適なコースといえます。どのコースを選んでもそのコースの良さがあるため、ご自身の登山経験や体調、季節などで選ぶと良いです。
5. 積丹岳
(写真:FPV Droneより)
積丹岳は、北海道に位置する標高1901mの山で、国定公園に指定されています。勾配がなだらかで山頂からの見晴らしも良いため、おすすめの山です。南西に余別岳、ポンネアンチシ山など、周りにもたくさん山があります。北側には積丹岳などを水源とする伊佐内川、大滝川、ウエンド川などがあります。山だけではなく、水にも恵まれた地域です。
冬はスキーが可能なため、ウィンタースポーツをする人たちにも人気です。登山道が登りやすく整備されており、シラネアオイなどの高山植物が見られます。頂上からは天気が良ければ海が見えて360度ぐるっと景色が見渡せます。うっすらと山に雲がかかっているのも美しいです。
海と山を一緒に撮れる画角で撮ると、積丹岳の良さが最大限出た写真を撮影できます。眺望は山頂以外はあまり良くないため、登山中は高山植物や紅葉を見て楽しみ、山頂で思いっきりドローン撮影するのが積丹岳の楽しみ方といえます。入山届を書かないと登山できないので、登山前にしっかり記入しましょう。
まとめ
本記事では、ドローンを持っていくと楽しい山をご紹介しました。景色や動植物に優れ、ドローン撮影をしている時だけではなく、登山している時にも楽しめる山を選びました。ドローン撮影をするときは他の登山客や動植物に気を遣いながら撮影しましょう。
また、ドローンを使える区域と使えない区域がある山もあります。事前にしっかり調査してから登山してください。入山届や各種申請などの種類は山によって異なるため、ミスのないように申請を行い、思いっきりドローン撮影を楽しみましょう。
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